質問
期首に法人で使用する事務所(建物)が完成して引き渡しと同時に使い始めました。この建物の減価償却費を計上するための仕訳を教えてください。なお、この事務所(建物)は鉄骨鉄筋コンクリート造で法人の管理運営(法人会計)にのみ使用するものです。
回答
建物等の固定資産は耐用年数に応じて減価償却を行います。上記質問の場合には法人の管理運営にのみ使用するため、減価償却費の全額が管理費(法人会計)に計上されます。そうでない場合には、減価償却費は使用割合等の基準によって各事業に配賦して計上します。上記質問の場合の具体的な仕訳は次のとおりです。
仕訳例
【例】期首に法人で使用する建物(取得価額20,000,000円)が完成して引き渡しと同時に使用を始めました。この建物は法人の管理運営(法人会計)にのみ使用し、耐用年数50年、定額法で減価償却費を計上する場合。
借方 | 貸方 |
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管理費-減価償却費 400,000円 (正味財産増減計算書/一般正味財産増減の部) |
その他固定資産-建物 400,000円 (貸借対照表/固定資産) |